サンリオピューロランドをマッハで帰った話
物心ついたときからキティちゃんが好きだ。
それは年を取るにつれて、ますます加速し
全国のご当地キティを大量に集めては、コレクションコルクボードに飾っている。
キティちゃんといえば、ある業種を除いて
何でもコラボするので、新しいものがどんどん出てくる。
キティちゃんの一番くじだ!
ゲームセンターのぬいぐるみだ!
ローソンのシールを集めてキティちゃんのお皿ゲットだ!
ミーハーは年中キティちゃんに振り回されっぱなし。
でも、いいのである。可愛いから。
大好きなキティが恐怖に変わった日。
(棒立ち・・・)
私は24歳になるまで「サンリオピューロランド」という屋内テーマパークがある事を知らなかった。
東京に行くついでに、サンリオピューロランドに行くことになった。
色々と調べてみたものの、
何故かあまり気分が高まらなかったのを、今でも覚えている・・・
「サンリオのディズニーランドみたいな感じかな・・・」と、
もやもやしながらモノレールに乗り向かった。
そしてチケットを買い心配になる。私はちゃんとチケット分はしゃげるのか。(そこかよ)
メルヘンな世界に閉口する
会場がすごく広かった!(後に一人で迷子になった)
目に飛び込むピンク・ふりふり・リボン・・・
これぞマイメロちゃんの世界・・・とってもメルヘンである。
(ちょうどハロウィンの時期だったよ)
「キャー!かわいい!」の若い女性の声をよそに、私は真顔になった。
完全に入ったことを後悔していた。
進撃のキテイ(1.6m級)
極めつけは、お城のような建物をぐるぐると廻った後に
一グループずつ部屋に通された後だ。
そこでは、キティちゃんが腕を広げて「いらっしゃ~い!」な感じで抱きしめて、
写真を一緒に取れるのだが、私の知らないキティちゃんがいた。
私より身長がでかくて、フリフリのドレスで、オーバーアクションなのである。
私の中では、キティちゃんはりんご5個分の身長なのに・・・
ピンと来ない方は、
ポケ〇ンのピカチュウが8等身になって抱きしめにくると想像して欲しい。
恐怖だった。。。
ちょっと前に見た「進撃の巨人」を思い出しながら、抱きしめられた。
若い女の子は「キャ-!可愛い-!」と黄色い声を上げている中、硬直無言。
はしゃいでる女の子を羨ましく思いながら、
一人でしょぼんとピューロランドを退場した。 (そして迷った)
思えば、私はディズニーランドでもはしゃぐ人間じゃなかった。
どちらかと言うと、浅草で芋ようかんを食べて散歩したい。
でも、可愛いものを見てはしゃいでる女の子は、可愛い。
私もそうなりたくて、最初は無理してはしゃいだ(?)けど、疲労しただけだった。
入館料0円の楽しい旅
その後私は15分ほどモノレールに乗り、一人で目的地に向かっていた。
めっちゃ、わくわくしていた。
降りたのは、「万願寺駅」。
東京らしくない場所で、青森のちょっと栄えている場所のような雰囲気がある。
大きな道路を渡り、細い道に入っていくと古い町並みが残っていた。
道路を歩くだけでもテンションMAXだった。
だって、ここを土方歳三や新撰組が昔歩いて居たのかもしれない・・・!
そう!
土方歳三記念館に向かっていたのである。
入館料を払う前から、既に満喫している私。安い女である。
看板をじっくり読み、頭に入れて、準備満タン!これから土方歳三に会いに行く!
もうすぐそこには、土方歳三の生家と兼定(日本刀)が待っている・・・!
まさかの門前払い!!!
(閉館日はチェックしておこう)
がっかりしたものの、全然悲しくなかった。
(決して、ブログのオイシイネタになると思ったわけではない)
もう十分楽しかったのである。
門越しに土方歳三の銅像を、つま先立ちで覗き見て満足して帰った。
絶対、次の機会の楽しみにしよう・・・!
その後、1人で調布にも行った。2ショット。
楽しめる場所は人それぞれ
誰もがサンリオピューロランドで「可愛い!」とはしゃげる訳じゃないし、
勿論、土方歳三記念館の前でみんなめっちゃテンション上がる訳もない。
人にはそれぞれ楽しめる所があるので、
無理してはしゃがなくていい(笑)よね。
頑張るところを間違えないでいたい(笑)
頑張らないでワクワクするところを探しに行きたいよね!