カニとガニを使い分ける人の話
私のカウントダウンが始まった。お盆休みへのカウントダウンである。
お盆連休はもちろん、暑い通り越して熱い中の墓参りや
夏祭り、花火大会など夏しか味わえない風情あるイベントが盛りだくさん。
夏休みを失った社会人の私の小さな夏休みである。楽しみ!
お盆といえば、家族で過ごすのですが
毎年恒例で我が家ではオードブルとお寿司とガニを食べます。
これまた、毎年の楽しみ。私はガニが大好きなのである。
欲を言えば、殻がむかれてて手を汚さずに食べれるガニがもっと好き。
ガニにまつわる私のエピソードを紹介したい。
ガニを食べた自慢が伝わらない事件
それは私が二十歳ちょっと過ぎた話。
なんてこと無い日常で、私が「昨日ガニ食べた」という。ちょっとした自慢から始まったのだが、ちょっと笑われて「カニでしょ?」といわれたことがあった。
私「いやいや、ガニだよ。大きいヤツだよ」
「だから、カニでしょ?」
私「違うよ!サンキュッパとかで冷凍して売ってるヤツ!」
私が食べた美味しいガニが相手に伝わらないのである。
私が言いたいのは、カニじゃなくてガニの事なのだが、
どう説明しても私の脳内の美味しいガニが伝わらない。
カニじゃなくてガニ!伝わらない!とても悔しい思いをした。
先に言っておくが、相手は正しいことを言っているだけである。
毛ガニがやってきて分かった事実
去年の秋頃、家族で毛ガニを初めて食べたのだがすこぶる美味しかった!
これは毛ガニである。
私は「ガニ」と「カニ」を無意識のうちに仕分けていたのだ。
イメージしながらまとめてみた。
「ガニ」とは、
- スーパーなどで冷凍されて3980円などで売られている「ガニの足」
- とにかく大きいのは「ガニ」
- 函館の朝一や通販などでよく売られている大きいものは「ガニ」
「カニ」とは
海や川にいる小さいカニのことである。
ずっと私は律儀に使い分けてきたのだ。(どや顔)
カニとガニの境界線
これはもちろん、ガニである。
ちょっと小さいけど、これもガニ。
これは例外である。
絶対ガニの甲羅だけど、「カニグラタン」である。
※これも例外である。
ガニの足の加工品だけど、「カニカマ」である・・・。
よって、加工品は要注意。
今日も私は律儀に使い分ける。
お盆にはやっぱりガニが食べたい。
ついでに私は6月24日生まれの蟹座(カニ)である。(どうでもいい)
何故、使い分けているのか
カニとガニを使い分けて生きてきたが、何一つ不自由なことはなかった。
私の周りの人には違和感なく通じるのである。
思い起こせば、私は物心ついたときからガニが好きで、小学生前から「ガニが食べたい~」と言ってた気もする...!
不思議なので、私は困った時のYahoo!知恵袋を見てみた。
「カニとガニの違い」について不思議に思っている人が、きっと私の他にも...いるのだ!
青森では、カニ(蟹)のことを「ガニ」と言いますが、それは青森だけでしょうか?
「~ガニ」ではなく、単に「ガニ」と言います。 「カニを食べる」よりも「ガニを食べる」という言い方をよく聞きます。
回答「訛りです」
納得した。
我が家は結構ネイティブな津軽弁を使う家庭だった。原因は母である。
今年は「カニが食べたい」と言ってみよう。
ちゃんとガニが出てくるのかな。
あと1週間、お盆まで頑張ろう!